1. 計算方法は簡単です
成人のBMIは、体重(kg)を身長(m)の 2 乗で割って求めます。身長が 1.70 m、体重が 65 kgの場合、約 22.5 です。まずは身長と体重を同じ条件で正確に測ることが大切です。また、妊娠中の人や成長期の子ども・青少年には、成人の分類を適用しません。
2. 成人の分類を読み取る
CDCの成人基準では、18.5 未満が低体重、18.5 以上 25 未満が健康体重、25 以上 30 未満が過体重、30 以上が肥満です。国や診療ガイドラインによっては、アジア人のリスク評価により低い基準を併用することもあります。計算機の分類は診断名ではなく、追加確認が必要かを判断する出発点です。
3. BMIではわからないこと
BMIでは脂肪と筋肉を区別できず、脂肪がどこに蓄積しているかもわかりません。筋肉量が多い人は数値が高くなることがあり、同じ数値の 2 人でも腹囲や代謝の健康状態は異なる場合があります。年齢、既往歴、最近の体重変化もあわせて確認しましょう。
4. あわせて確認したい情報
腹囲、血圧、血糖値と血中脂質の検査結果、服用中の薬、睡眠、活動量をあわせて確認すると、リスクをより正確に判断できます。家庭用の体組成計で測る体脂肪率も水分状態によって変動するため、1 回の数値よりも、同じ条件で測ったときの推移を見ましょう。
5. 数字ではなく行動を決める
目標を「BMIを 1 段階下げる」だけにするのではなく、規則正しく食事をする、歩く時間を増やす、週 2 回筋力トレーニングをするなど、確認しやすい行動に置き換えましょう。成人は、可能な範囲で週 150 分の中強度有酸素運動と週 2 日の筋力トレーニングを目標に、少しずつ増やしていけます。
6. 相談が必要な場合
意図しない体重減少、急激な体重増加、めまい、月経の変化、摂食障害への不安がある場合は、BMIに関係なく受診してください。子ども・青少年は年齢と性別に応じた成長曲線で評価する必要があり、成人向け計算機の結果を使ってはいけません。