P値の定義と解釈
P値(P-value)とは、帰無仮説(H₀)が正しいと仮定したときに、実際に観測された統計量またはそれよりも極端な値が得られる確率です。たとえばP値が0.03であれば、「帰無仮説が正しいとき、これほど極端な結果が得られる確率は3%」という意味になります。P値が有意水準α(通常0.05または5%)より小さければ、帰無仮説を棄却して対立仮説を採択します。P=0.03 < 0.05なので「統計的に有意(statistically significant)」と結論づけます。P値が小さいほど帰無仮説に反する強い証拠となります。ただしP値は効果の大きさや重要性を示すものではなく、単に偶然によるものかどうかを判断するだけです。P=0.001とP=0.049はどちらも有意ですが、証拠の強さは異なります。